
ナポリピザを見てまず目に入るのは、ふっくらと盛り上がった縁です。イタリア語ではコルニチョーネ(額縁のような縁)と呼ばれます。ここは生地の香ばしさと、中の空気の軽さを一番感じられる場所です。
反対に真ん中は薄く、トマトやチーズの水分を受けてやわらかくなります。ナイフとフォークで食べるとよく分かりますが、真ん中はとろりとしていて、縁に近づくほど歯ごたえが出てきます。一枚の中で食感が変わっていくのが、ナポリらしさです。
具材はシンプルなものが中心です。代表はトマト・モッツァレラ・バジルのマルゲリータで、生地とソースとチーズの組み合わせそのものを味わう形になっています。
同じイタリアでも、ローマで食べるピザは印象がかなり違います。丸いピザでも生地を薄く伸ばし、縁まで平らに近く焼くものが多く、全体にパリッとした歯ざわりが特徴です。
ナポリが「ふくらみとやわらかさ」なら、ローマは「薄さと軽い歯切れ」と言うと伝わりやすいかもしれません。どちらが上ということではなく、街ごとに好まれる食べ心地が違うのです。
ピタピザの店主はナポリとローマの両方で修行しました。お客様からよく「モッチリ、パリっとしている」と言っていただく今の生地は、縁はふくらませつつ、表面は薄く香ばしく焼き上げる形になっています。
ナポリのやり方をそのまま日本に持ってきても、同じピザにはなりません。粉も水も気候も違うからです。ピタピザでは国産の粉を何種類も試し、国産とイタリア産の組み合わせや、国産2種の組み合わせも比べたうえで、国産・北海道産を使った3種のブレンドに行き着きました。
発酵には自家製酵母を使い、約50時間かけて低温で熟成させます。焼くのは約500℃の石窯で、注文ごとに一枚ずつです。形はナポリを土台にしながら、中身は日本で一番おいしくなる組み合わせを探した結果です。
店主の覚えているナポリは、みんな元気で陽気で、人もあたたかい街でした。ピザもまた、気取らずに毎日食べるものとしてそこにありました。
焼きたての真ん中はやわらかいので、手で持つと具が流れやすくなります。最初の数切れはナイフとフォークで、縁に近いところは手で持って、と食べ分けると最後までおいしく食べられます。ナポリでは折りたたんで持って食べる人もいます。
縁は残さずに食べてみてください。具材の味が付いていないぶん、生地そのものの甘みと香りが一番よく分かる場所です。


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| 店名 | ピタピザ(TSURANE店舗ページ) |
|---|---|
| 公式サイト | https://pitapizza.jp/(来店・ご注文はこちら) |
| 住所 | 〒242-0014 神奈川県大和市上和田1823-17 ファーム由松103 |
| 電話 | 080-5142-6136 |
| 営業時間 | 土曜 11:00–18:00 土曜以外 11:00–15:00 |
| 定休日 | 水曜(最新の営業情報はInstagramをご確認ください) |
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